2013/03/14 |
六十の手習い
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こんにちは、明青ゼミナールの佐藤です。
今朝、読売新聞を見ていたら英語のことわざが載っていました。それを紹介しますね。
◆It is never too late to learn.
直訳すると「学ぶのに遅すぎるということはない。」です。いつの歳になっても学ぶことが大切だということを言っています。
日本語では「六十の手習い」になります。
また、佐藤一斉(江戸時代の儒学者 1772~1859年)が「言志四録」の中で意味の似ている言葉を書いています。
「少にして学べば、則(すなわ)ち壮にして為すことあり、壮にして学べば、則(すなわ)ち老いて衰えず、老いて学べば、則(すなわ)ち死して朽ちず」
(読み方:しょうにしてまなべば、すなわちそうにしてなすことあり、そうにしてまなべば、すなわちおいておとらえず、おいてまなべば、すなわちししてくちず)
意味はこうです。
若いときに学問に励めば、壮年(中年)になったときに意義のある仕事を成し遂げることができる。
壮年になってからも学問に励めば、老年になっても頭や気力が衰えることはない。
老年になってからも学問に励めば、頭はぼけないし、朽ち果てたような死に方をしなくて済む。(老年になってからも学問に励めば、より見識が高くなり、周りからの尊敬も得て、死んでもその名が朽ちることはなくなる)いい言葉ですね。
人間はいくつになっても勉強することが大事なようです。なるべく若いうちに勉強をしておいて、勉強することに慣れておくことは歳をとってからもとても役に立つことなのです。