2023/01/17 |
なぜ叱るの?
|
---|
こんにちは、浦本です。今日は「何故、大人(親)は子をしかるのか」について書きたいと思います。誰でもしかられたくないですよね。しかし「しかる側」もできればしかりたくないけど仕方なしにしかっている、というケースも多いのは知っていますか?ではなぜしかるのでしょうか。それは「リスクの回避」のためだと思います。危ない場面で道路を渡ろうとした、登ったら危険な高いところに登ろうとした、ハサミなど鋭利な道具で遊ぼうとした、これらは全て「怪我をするリスク」がありますよね。そこで親御さんは子が痛い目に合う前に教えるのです。また、夜中に人通りの少ない道を出歩くなども「危険」があるのでしかられることがありますよね。他には人に迷惑を掛ける事も当然「リスク」なので迷惑を掛ける前にしかりますし、実際に迷惑をかけてしまったとしたら「今後も人に迷惑を掛けるリスクを回避するために」しかられると思います。では勉強しなかったらなぜしかられるのでしょうか。それば勉強しないことで、テストや受験で結果を出せないというリスクがあるからです。例えばスポーツでは極めて優秀な子がスパルタで親に鍛えられた経緯があるケースは珍しくないですが「手に入るかも知れない輝かしい栄光がちょっとした妥協によって手に入らないかもしれないリスク」を減らすために優秀であってもしかるのだと思います。また、頭を鍛えるべき時にさぼってしまうと、脳の成長度合いが下がってしまうリスクがあるからではないでしょうか。大人は自分で経験したり、身近な人間が経験したことを直接見たりしているので、勉強するべき時にしないことがリスクであることを分かっているのです。仕事で上司が部下をしかるのもまさに「リスクの回避」のためですよね。(お客さんや取引先に迷惑が掛かるような事、会社に損害を与えるようなこと、部下自身の成長を阻害するようなこと等がしかられる理由の大半ではないでしょうか)。そして、一番親御さんが子をしかるのは責任感からです。「親である私が子を危険から守る」「より豊かな未来を過ごして欲しい」といった親御心からだと思います。そして「親がしからなくても、自分でリスクを判断して回避できる人間になって欲しい」という思いが込められています。もし親御さんからしかられたら、、、、。嫌でしょうが、「自分を未来のリスクから守るためにしかってくれている」という愛情からなのだというのを理解してあげてくださいね。