2013/03/11 |
3月11日
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こんにちは。明青ゼミナールの佐藤です。
まず、東日本大震災で被災された皆さまに心よりお見舞い申しあげます。そして被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。
あれから二年経ちますが、震災のせいでまだまだ苦しんでいる人がたくさんいます。まだ震災は終わってはいないのです。人としてできることを、どんな小さなことでも構わないので、できうる限りたくさん集めて、大きな力に変えていけたらいいと切に思います。
今日はご存知の方もたくさんいるとは思いますが、今日は宮沢賢治の「雨にも負けず」を紹介させてもらいます。自分はこの詩に出てくる人のような優しい気持ちを持ちたいといつも思ってます。
「雨にも負けず」
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫なからだをもち
慾はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きし分かり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さな萱ぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し
寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういうものに
わたしはなりたい