2013/03/20 |
スギ花粉対策
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こんにちは、明青ゼミナールの佐藤です。
先日新聞を読んでいたら、私も含めてスギ花粉のアレルギーを持っている人にはうれしい記事があったのでその内容を紹介しますね。
2004年のことになるそうですが、福島県内のスギ林で通常は褐色のはずのスギの雄花(スギは雌雄同体で一本の木に雄花と雌花が両方つきます。)が、黒く変色していました。調べてみると「シドウイア・ジャポニカ」というカビの一種がスギの雄花につき、雄花を枯らしたことが分かりました。そこから、このカビの胞子をスプレーして、花粉を作る雄花だけを狙い撃ちして枯らす方法が考え出されました。品種改良によって生まれた無花粉のスギの植樹という対策も進められていますが、木の成長には長い年月がかかるので早期の対策にはなりません。このスプレーならすぐにスギ花粉の量を減らしてくれるのではと、とても期待されているそうです。ただ、カビの胞子を散布するのでスギ以外の生態系に影響を与えないかどうかしっかりとした調査が必要になるそうです。すぐに導入というわけにはいかないですが、とても期待できる技術だと思いました。