2022/03/28 |
管理ファイル
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こんにちは、浦本です。明青ゼミナールでは、生徒の授業の報告書が記録された管理ファイルがあるのですが、先日その存在を保護者の方に褒めていただくことがありました。「当たり前の事」という感覚や、「保護者宛に毎回報告書を渡している」という塾もあるみたいなので、特別な意識はないという気持ちもありましたが、割とこだわりを持って報告書を残しているので、認められたのは嬉しかったです。授業で使用したテキストとページ、単元、できていたのか、できていなかったけれど教えてできるようになったのか、もっと理解を深める必要があるのかを記録しています。また、前回の宿題はやってきたのか、正答率はどうだったか、今回は何を宿題に出したか等も全ての授業で記録しています。また、定期テストや模試、通知表の記録も残しています。次回の授業に生かすだけでなく、中長期的な計画の作成にも役立てています。
そして受験生は、志望校決定の際のアドバイスにも大きく役立てています。例えば、公立高校受験をする生徒さんが、最後の時期に一番行きたいA高校か安全策でB高校にするか迷うケースがあるのですが、本人の模試の結果やその年の倍率だけではなく、過去にA高校に受かった生徒が、同じ時期に授業でどのくらいできていたのかまでさかのぼり、調子が上がって来ているのか、当日までにどのくらい上がっていきそうかの予測をして、受験校のアドバイスをしています。(公立高校は1校しか受けられなく、失敗が許されないので、実は神経質な性格の私は、かなり多角的に分析した上で、そのままの学校で受験していいのか、志願変更を勧めるかを決めています。その結果、当初の受験校よりも難易度が上の学校を勧める事もありますが、特にその場合は不合格が絶対に許されないシチュエーションなので、慎重に検討を重ねます。逆に言えば、生徒さんにとっては自分だけでなく、後輩たちの受験にも役立っているという事になります。)高校生の在籍生で、小学生から通塾しているような生徒のファイルは分厚く、結構年季が入ってボロボロになったものもあり、「新しいのに変えれば?」と生徒に言われることもありますが、私にとってはボロボロであったとしても愛着のあるファイナルなのです。先生たちにありのままの事実を正直に書いて欲しいので、生徒に中身は見せていないのですが、どんなことが書いてあるか気になる人は、口頭で教えることはできるので、聞いてくださいね。