2023/01/16 |
自分の言葉
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こんにちは、浦本です。先日スポーツニュース番組で、野球のイチロー選手が富士高校の野球部を2日間指導に行った様子の特集が放送されていました。その中でイチローさんが「進学校の彼らはリーダーを目指しているって聞いたけど、(最初は)とてもなれないよって思った」と言っていました。「でも、彼らは変わった。可能性あるなって思った。あとは『自分の言葉』を持っていそうな雰囲気があった。それ(自分の言葉)がないと人を惹きつけることはできないからね」とコメントしていました。リーダーは自分の言葉が必要、何だかすごく分かる感じがしました。立場は上になるほどマニュアルが通じなくなるし、そもそも存在しなくなります。眼鏡のOWNSDAYSの社長が経営に関して「成功はアートだけど失敗は科学」と言っていました。成功は再現性がない、でも失敗は再現性があるということです。もっと平たく言えば、経営者が成功するためにはオリジナリティが必要だけど、経営を失敗した人は共通する失敗パターンに当てはまる行動を取っているという話なのですが、リーダーはマニュアルが無意味といったニュアンスともいえると思います。(「成功はアートだけど失敗は科学」というセリフ自体が「自分の言葉」ですね。)もちろん成功のためには再現性を高める必要は大いにありますし、自分の言葉といっても全てが自分の言葉ではなく、元々ある言葉を自分の経験や思考から価値観等も入った上で『自分』というオリジナルのあるセリフが生まれるのだと思います。プロ野球の世界でも、名将と言われる方は日頃から名言を吐く事が多いですね。サッカーもリーダー的選手は三浦知良さんや本田圭佑さんをはじめ、『自分の言葉』を普段から発する人が多いですね。このように、イチローさんのコメントから色々と考えたり、自分自身を見つめたりする機会になりました。貴方は普段どのくらい『自分の言葉』を発しますか?貴方の周りに「自分の言葉」を発する人はどのくらいいますか?そういった角度から見ていくと新しい発見が生まれるかもしれないですね。